2022年4月22日に公演された、『VOICARION スプーンの盾』を観劇してきました!
場所はおなじみ、有楽町のシアタークリエ✨
今回は道に迷わず行けました(ドヤ)。笑
スプーンの盾とは
フランス革命のあと 二人の無名の男が帝王となった。
一人は言わずと知れた皇帝ナポレオン・ボナパルト
そして、もう一人は料理の帝王と呼ばれるアントナン・カレームこの時代 王侯貴族たちを料理で、饗(もてな)し説得する
いわゆる料理外交が頻繁に行われていた。この物語は 料理の力で、血の一滴も流すことなくフランスを守った人々の
世界一美味しい戦争の物語。
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登場人物
アントナン・カレーム
貧困のどん底から「国王のシェフかつシェフの帝王」と呼ばれるに至る人物。
貧しい家に生まれ、10歳でパリの路上に捨てられる。住み込みで料理人になり、めきめきと頭角を表すようになる。破天荒な天才で、自由な発想の持ち主。
ある日、彼の噂を聞きつけたナポレオンの右腕である名外交官タレーランから声がかかり、国家の威信を背負った「料理外交」の場に駆り出され、一癖も二癖もあるナポレオンと彼の来賓たちによる、料理の戦いが始まる。
ナポレオン・ボナパルト
言わずとしれた皇帝ナポレオン。コルシカ島の田舎貴族から皇帝にまで上り詰めた男。彼の才能、功績は語り尽くせぬものがあるが、今は戦に敗れ、皇帝の座を追われエルバ島で死を待つだけの幽閉生活を送っている。根っからの軍人であり、文化芸術に関心を示さず心は常に戦場にある。最初は料理などに興味がないナポレオンも次第にカレームの料理の魔法に魅せられてゆく。
マリー・グージュ
盲目ながら、カレームの右腕である少女。
カレーム曰く「ドン・ピエール・ペリニョンは盲目だったがゆえに、最高のシャンパンを生み出した。お前の目は、一般人の目では見ることができない料理の王国を見ることができる」。ナポレオン、カレームという二人の全く異なる帝王の側にいて、彼女にしか見えない目線で物語を語る。この物語はエルバ島に幽閉されたナポレオンの元に彼女が訪ねてくるところから始まる。
モーリス・ド・タレーラン
ナポレオンの腹心、天才外交官である。彼が得意としたのが料理外交であり、これがナポレオン帝国の拡大につながっていった。365日同じ食材で違うメニューを出せというタレーランの要求に難なく答えたカレームの才能を確信し、カレームの名をヨーロッパ中に轟かせ、あらゆる王侯貴族が一度は口にしたいと思い描く「料理の帝王」を生み出し、かつそれを利用し外交を有利に進めた。
感想
今回、藤沢文翁氏の作品の観劇は『女王の客室』『Chevre Note シェーヴルノート』に続いて3作品目。彼の作品は、ハイレベルの脚本、役者、音楽、全てが揃った最高のエンタメだと思っています。
小野さんがタレーランを演じられると聞き、意気揚々と申し込みましたが夜公演しか入手できず…平日なのに!?役者個々のファン層が厚いという事もあるだろうけど、このシリーズがいかに人気が高いかという事をまざまざと感じさせられました。
今回はChevre Noteでも共演された大塚明夫さんとの再共演という事もあって、それも楽しみにしていたのだけど、残念ながら大塚さんは体調不良によって夜公演は急遽休演。
<出演者休演のお知らせ>
— VOICARION(ヴォイサリオン)公式 (@voicarion) 2022年4月22日
『VOICARION~スプーンの盾~』ナポレオン役を務めております 大塚明夫 は声帯の不調により協議の結果、本日【4月 22日(金)18:00 公演】を休演させて頂きます。当該公演のナポレオン役は 山口勝平 が務めさせて頂きます。ご心配とご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。
身体も温まってきたのでこのまま夜も駆け抜けたかったのですがそれは私の我儘というもの…
— 大塚 明夫 (@AkioOtsuka) 2022年4月22日
楽しみにして下さっっていたお客様には本当に申し訳も御座いません
全くもってお恥ずかしい…身の不徳とするところです
今後このようなことのなきよう精進いたします https://t.co/rnbxBqhRWY
大変残念でしたが、健康が一番!またいつか大塚さんのお芝居が見れる日を楽しみにしています😊
大塚さんの代役は、なんと山口勝平さん!
豊永さん、沢城さん、小野さんとのテンポ良い連携は、代役という事を微量にも感じさせませんでした!さすがプロ✨
豊永さん演じるカレームと沢城さん演じるマリーのコミカルなやり取り。
ふふ、とマスクの下で何度も笑ってしまいました。
女王の客室でも旧知の仲を演じられた勝平さんと小野さんのやり取りもさすがの一言につきますね。勝平さん演じるナポレオンは、青年期から晩年までの異なる演技が素晴らしかったです。
小野さんは現在演じられている役は全て貴族ですが、気品がありながらもどこか野心家な一面を持つ、腹の底に何かを抱えているような感じがまた凄く艶感を出しているなぁと思いました。
あと、今回のメイクは目鼻立ちがよりハッキリしているというか、遠目から見てもハンサムという事がよく分かりました。笑
本日も、ご来店いただいた皆様ありがとうございました!✨✨
— VOICARION(ヴォイサリオン)公式 (@voicarion) 2022年4月22日
急遽の変更もありましたが、一糸乱れぬVOICARIONチームワークで温かいスープを温かい内に…お客様にご提供することができました🥄
またいつの日か、今日の2チームでピエス・モンテを作れますように。#voicarion #スプーンの盾 pic.twitter.com/YE1rB9JMeV
ナポレオンもタレーランも手段が違っただけで、どちらも祖国フランスを護りたかっただけなんですよね…遠征に向かうナポレオンを見送るタレーランはどんなに苦しかっただろうか。
そんな役者の迫真の演技によりリアリティを増させるのが生オーケストラ🎶
ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、パーカッション。
特にパーカッションの山下 由紀子さん、第二幕が上がる際にステージでスプーンを使ったパフォーマンスを披露して頂きました👏👏👏
配信にご参加いただいたお客様へ!
— VOICARION(ヴォイサリオン)公式 (@voicarion) 2022年4月23日
資料映像のお届けです🥄
これからご来場予定のお客様は、ご観劇後のお楽しみに………✨✨#voicarion #スプーンの盾 pic.twitter.com/cJjZQiSVS6
これには演者の皆さんも興味津々!
沢城さんのお話だと、いの一番に諏訪部さんがどうやっているのか聞きに行っていたそうです。笑
豊永さんは教えてもらえたのかな?笑
アドリブがほとんど無い朗読劇で、公演が20分押すという謎現象がありつつも、無事に22日の行程は終了✨
余韻に浸りながら家路につきました!
小野さんの次の舞台は5月15日の『Voice BOX 2022 FRANKENSTEIN 朗読 フランケンシュタイン』。
こちらも2020年に本来であれば公演予定だったのが、コロナで中止に…今回はそのリベンジ公演!
今から楽しみです✨
くらうど🐷
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